WordPressの画面が真っ白になったときに起きている原因と修復方法
WordPressのサイトを開いたら、画面が真っ白になっていた。 文字も画像も表示されず、管理画面にも入れない。
この状態になると、「ウイルスに感染したのでは」「サイトが壊れてしまったのでは」と 不安になる方が多いかと思います。 しかし、実際に現場で多い原因は、マルウェアではなく操作ミスや更新トラブルです。
画面が真っ白になる症状は、原因さえ分かれば落ち着いて対処できるケースも少なくありません。 この記事では、WordPressの画面が真っ白になる主な原因と、 自分で確認できる修復方法、そして事前にやっておくべき対策について整理します。
WordPressの画面が真っ白になる主な原因
WordPress本体やプラグインの更新失敗
もっとも多い原因が、更新作業の途中で問題が起きたケースです。 更新中に通信が途切れたり、サーバーの処理が追いつかなかった場合、 ファイルが中途半端な状態になり、WordPressが正常に読み込めなくなります。
PHPバージョンの不一致
サーバー側でPHPのバージョンが変更され、 使用しているテーマやプラグインが対応していない場合も、 画面が真っ白になることがあります。
プラグイン同士の競合
新しく追加したプラグインが、既存のプラグインと干渉し、 正常に動作しなくなるケースもあります。 キャッシュ系やセキュリティ系は特に注意が必要です。
functions.phpの編集ミス
画面が完全に真っ白になる原因として特に多いのが、 functions.phpの編集ミスです。 一文字の記述ミスでも、WordPress全体が動かなくなります。
画面が真っ白になる前に必ずやっておきたいこと
トラブル時に大きな差が出るのが、事前にバックアップがあるかどうかです。 バックアップがあれば、白くなる前の状態に戻すことができます。
バックアップはプラグインで十分対応できます。 代表的なものとしては以下があります。
- UpdraftPlus
- BackWPup
- All in One WP Migration
- WPvivid Backup Plugin
更新や設定変更を行う前に、必ずバックアップを取る習慣をつけておくことが重要です。
自分で確認できる修復方法
直前に行った作業を思い出す
更新、プラグイン追加、設定変更など、 直前の操作に原因があるケースがほとんどです。
プラグインを一時的に無効化する
FTPやファイルマネージャーが使える場合は、
wp-content/plugins フォルダ名を一時的に変更してください。
→wp-content/plugins_old 等
テーマを一時的に切り替える
使用中テーマのフォルダ名を変更すると、 WordPressの初期テーマが自動的に有効になります。
functions.phpを編集する前に確認しておきたいこと
- 必ずバックアップを取っているか
- 子テーマを使用しているか
- PHP、HTMLのコードの意味を理解しているか
- 元に戻せる自信があるか
最低でもfunctions.phpをいじる場合は必ずメモ帳などのテキストエディターに元のphpを保存したうえで作業をしてください。少しでも不安がある場合は、無理に触らない判断も重要です。
不安があるなら、最初から専門家に任せるという選択
functions.phpの編集や、更新後の不具合対応は、
知識がないまま手探りで進めるほど、リスクが高くなります。
「これ以上触るのは怖い」
「原因が分からない」
そう感じた時点で、無理に自分で直そうとしない判断も大切です。
WordPressのベンリヤでは、
- マルウェアではない不具合の切り分け
- functions.php編集ミスによる不具合修復
- 更新トラブルや設定ミスの復旧
といった、操作ミスや更新ミスによるトラブルを前提に対応しています。 事前にバックアップがあれば復旧は早くなりますし、 バックアップがない場合でも、状況を見ながら対応します。 これ以上手を出すのが不安な場合は、 無理をせず、最終手段として相談していただければと思います。
